地盤調査について
事前調査
【敷地の従前の状態の把握】
現状はキレイに造成されている土地であっても 造成前の状態はどうであったのか?
田や畑、それも雑木林?竹林?沼地・池などなど。
以前の土地の状態により建築コストにも差が出ます。
【古地図と地形図を活用する】
昔(約100年前の地図)の地形と変わっているか?
時代の流れと共に土地の利用も移り変わり、
現代の地形図と突き合わせて見比べていきます。
人の手により、時代と共に地形も変化してゆき
昔はここに川が流れていた。昔はこの場所は池であった。
昔はよく水が出た。昔は沼地のような湿田だった・・・。
昔の古い地図には、多くの情報が入っております。
当然ながら、建築する上での地耐力検討材料になります。
【周りの地形もあわせて見る】
まわりの地盤面の起状はどうか。前面道路は真っ直ぐか、曲がっているのか。
高低差はどうかなど、
川や池は、周囲にあるのかなどなどもチェックします。
○設計者が地盤調査に立会う重要性
地盤調査会社任せにしないために、設計者自らが地盤調査に同行し
調査ポイント 状況 自沈層の有無、深さを確認します。
スウエーデン式サウンディング試験の場合、地下水の深度も
合わせて確認します。
○自ら判断の重要性
設計者自身による判断で地盤補強の必要性を考えます。
調査会社のだけのデータ判断では
生の現場の判断とはいえません。
私が設計者として地盤調査に同行するのは
オーバースペックな補強工事をなくすために大切なことです。